今年は6月中に梅雨明け宣言がでてしまい、暑さが厳しい毎日となっています。例年この時期は、胃腸炎やめまい・立ちくらみで受診される方が増加しますが、今年も増えてきています。

胃腸炎に関しては、ほとんどがウイルス性胃腸炎のようです。しかし、気温の上昇に伴い食品が傷むのが早くなりますし、ジメジメしますので食器や台所用品（布巾、まな板など）が乾燥しにくくなり、細菌が増殖しやすく細菌性胃腸炎が起きやすい環境になります。食品は早めに使い切り、しっかり加熱し、台所用品もなるべく短時間で乾燥できる工夫をするとよいと思います。

めまい・立ちくらみですが、もちろんメニエール病などの方もいますが、多くは水分摂取不足による脱水傾向でおこる症状のようです。家の中にいると、ダラダラと汗をかかないので、どうしても水分摂取が足りなくなります。しかし、気温は高くなっていますので、体表面から知らず知らずのうちに水分が失われて、脱水傾向となります。こまめな水分摂取をしましょう。また、エアコンは適宜使用しましょう。